ニューオリンズでワニをたべたり・・・

機会に恵まれアメリカのニューオリンズとボストンに出張してまいりました。アメリカと言えばすぐ東海岸サンフランシスコあたりを連想されると思いますが、今回の出張は何とアメリカ南部ミシシッピーの河口にあるデキシーランドジャズの故郷、ニューオリンズでした。
出張目的は、毎年米国各地で開催されるAFSMI国際会議に参加し、セミナーを受ける事と、同時開催のエキジビションを見学する事、そして東海岸コネチカット州にある米国企業を3社訪問する事でした。仕事の話は別のレポートを見て頂くとして、ここではプライベート時間のお話を・・・

ユナイテッド航空エコノミーの窮屈なシートで9時間アメリカは遠い。サンフランシスコで乗り換えした時、係の女性が ニューオリンズ行きの荷物のタグを見て『わーいいわネー、皆が行きたがる所よ。特に男性は・・・』とのこと。アメリカ人が行きたい所、No1はカリフオルニア、No2はニューオリンズだそうです。そしてニューオリンズへはグランドキャニオンを飛び越して4時間、アメリカは広い。

会議前日の休みにミシシッピー川を外輪船に乗ってのんびり遊覧し、昔のプランテーションや古戦場跡などを訪ねる。アメリカ人はニューオリンズに来ると、古き良き時代を思い出すのだろうと想像できます。街の中は船着場やフレンチクウオーター、ジャクソン広場など昔の町並みが残りノスタルジア満点です。
そして夜になり、名所バーボンストリートへ足をのばすと、なるほど『特に男性は・・・』の意味が分かりました。アメリカは表向きは基本的に、お酒、たばこ、歓楽街 などにまじめな国で(アンダァーグラウンドでは何でもありのようですが?)未成年には売らない、限定された場所以外では提供しないなど、はっきりしています。ところがバーボンストリートは、実にアッケラカンと羽目を外せる歓楽街なのです。ここで地元のから〜いケイジャン料理を食べ、ハリケーンと言うパンチボールみたいな赤いお酒を飲み、デキシーランドジャズなど聞くと最高です。そしてお好きな方は、看板に誘われ、人類最古からある舞踏を女性も男性も陽気に見物し、もう最高のようです・・・・・

ニューオリンズ到着時に飛行機から下を見ると、そこは湖と湿地帯、まるでワニが居そうな・・・そうです。アメリカ南部にはワニがすんでいます。ガイドブックによるとワニとキャットフィッシュ(ナマズ)が名物料理とあり、これをぜひと思いレストランで『ワニのステーキ下さい。』と注文した所、ウエイトレスさん『?』。私の英語が通じなかった?と思いきや、『ワニを煮込んだシチュー料理ならあります。』とのこと。私は、北海道へ行って『熊のステーキ下さい。』と同程度の誤りをおかしてしまったのか?と自責の念。まあシチューでもワニはワニと注文し、味は煮込んだ鶏肉かツナのような・・・・感じでした。

仕上げは、デキシーランドジャズなどを聞きながら静かにバーボンを、と思って入った店が、ロックやフュージョン、コンテンポラリーミュージック!! しまいにはディスコ状態になって、ニューオリンズの夜はにぎやかに更けていくのでありました。

P.S.ニューオリンズの北にはポンチャトレイン湖と言う、ビッグバスフィシングで有名な湖があったのでした。キャットフィッシュ(ナマズ)が有名なはずです。滞在を1週ぐらい延ばしてバスフィシングして来れば良かった。 そのうち、また行くか・・・(いつもの口癖)

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